<た行>
たかくらの→「みかさ」
・「高座のうえにみかさがつるされること」から。
たかしるや→「あめのみかげ」
・「空高くお造りになったこと」から。
たかてらす→「日」
・「高は、大空の意であること」から。
たかゆくや→「隼」
・「空高く飛ぶ」意から。
たぎつせの→「早し」
・「流れが早い」ことから。「たきつせの」とも。
たくづのの→「しら」「しろ」
・「楮(こうぞ)で作った綱は白いこと」から。
たくなわの→「長」
・「縄は長い」から。
たくひれの→「白」「鷺」「かけ」
・「たくひれ(栲布)の色が白いこと」から。「人の首にかける」意から。
たくぶすま→「しら」
・「その色が白い」から。
たたなめて→「い」
・「楯を並べて射る」から。
たたみけめ→「むらじがいそ」地名。
・「たたみこも」の上代東国方言。
たたみこも→「へだて」「へ」
・「敷物にする薦(こも)は一筋ずつ隔てて編む」から。
たちこもの→「立ちのさわき」
・「飛び立つ鴨が立ち騒ぐ」から。一説には「立ち薦の」とする。
たちそばの→「実のなけく」
・「植えてあるそばのきの実の小さく少ないこと」から。
たちのしり→「さや」「たま」
・「剣の鞘に玉などの飾りをつけている」から。
たちばなを→「守部のさと」
・「昔の人は橘を愛でて盗まれないように守部を置いた」から。
たまがきの→「うち」「みつ」
・「玉垣の内」の意から。「玉垣を瑞垣とも言うので」音から。
たまかぎる→「日」「夕」「ほのか」「岩垣淵」
・「かぎるは、輝くという」意として。
たまかずら→「はう」「長し」「繰る」「絶えず」「実ならぬ木」「懸く」「かげ」
・「玉は、美称で、かずらは、蔓草の類を総称したものである。蔓が長く伸びる」から。
・「玉鬘は頭に懸けること」やその転じたものから。
たまかつま→「あう」「あえ」「しま」
・「玉は美称で、目の細かい籠。籠は蓋と身が合うこと」から。
たまきわる→「いのち」「うち」「世」「うつつ」
・「魂極る」から。
たまくしげ→「明く」「開く」「おおう」「身」「蓋」「奥」
・不詳
たまくしろ→「まく」「手に取り持ち」
・「玉釧は、手にまとうこと」から。
たまだすき→「懸く」「うねび」「雲」
・「襷はかけるもの」から。その他不詳。
たまだれの→「緒」または「お」と同音のものなど
・「玉は緒を貫いて装飾とする」から。
たまのおの→「長し」「短し」「絶ゆ」「継ぐ」「あいだも置かず」「くくり寄す」「惜しきさかり」
「うつくし心」など。
・「玉を通す緒の縁語」から。
たまほこの→「道」「里」
・「足や歩む」意があることから。
たまもかる→「みぬめ」「おとめ」
・「藻の産地」からか?
たまもなす→「浮かぶ」「寄る」「なびく」
・「玉藻が水に浮いたり、なびいたりすること」から。
たまもよし→「讃岐」
・「玉藻は、讃岐が産地」。
たらちしの→「母」
たらちねの→「母」
・「垂れ乳」から。・・・「たらちしや」もある。
ちちのみの→「父」
・同音から。
ちはやびと→「宇治」
・「武勇の人」から?
ちはやぶる→「宇治」「神」など。
・不詳
つがのきの→「つぎつぎ」
・「ツガは、ときわの木のことで常に栄える」また音から。
つのくにの→「何は」「泣かず」「来や」「ながらえ」「見つ」など。
・「津の国の名所である浪速など」から。
つのさわう→「岩」
・「つのは蔦、さは接頭語、這うなので、蔦が這う」ことから。
つまごもる→「や」
・「夫婦はひとつの屋に住まう」から。
つるぎたち→「身」「とぐ」
・「剣大刀は添え持つこと。磨くこと」から。
とおつかみ→「大君」
・「遠い昔の神」から。
とおつひと→「まつ」「かり」
・「遠方の人を待つ」から。
ときぎぬの→「乱る」
・「衣は、着乱れることがある」から。
ときつかぜ→「吹く」
・「潮時の風が吹く」から。
とぶとりの→「飛鳥」「はやく」
・「天武天皇の明日香の宮を飛鳥浄御原宮ということ」から。また「鳥」から。
ともしびの→「明石」
・「灯火は明るい」から。
とりかよう→「羽」
・「鳥が飛び通うとき羽を使う」から。